「艦これ」の艦娘たちは、実在した艦艇をもとに作られています。
だからこそ、彼女たちが生まれた“港”や“鎮守府”を巡る旅は、ただの観光ではなく「彼女たちが生きた第二次世界大戦の軌跡を辿り英霊たちに想いを馳せる冒険」になるのです。
この記事では、日本帝国海軍の鎮守府跡地(横須賀・舞鶴・呉・佐世保)と警備府跡地(大湊)を紹介しながら、艦これファンにとっての“リアルな聖地”へのアクセス方法や周辺ホテル情報を完全ガイド。
これを読めば、あなたの聖地巡礼がもっと深く、もっと楽しくなるはずです。
ちなみに私自身も提督(ブルネイ泊地)で最初にケッコンカッコカリした嫁艦は霧島です。
ぜかましねっとさんのようにみなさまのお役に立てるよう提督目線で情報をお届けします。
横須賀鎮守府跡地(神奈川県):首都圏から気軽に行ける最強の聖地
横須賀鎮守府とは?艦これとのつながり
横須賀鎮守府は、明治時代に日本帝国海軍の拠点として設置された場所で、関東を守る重要な軍港でした。
艦これ(艦隊これくしょん)の中では、「横須賀鎮守府サーバー」としても知られ、多くの提督たちにとってスタート地点になった思い出深い存在です。
ここでは「長門型」や「金剛型」など、数多くの艦娘たちと縁がある歴史が詰まっています。
現在では海上自衛隊が使用しているエリアも多く残っており、実際の艦船が停泊している姿を見ることもできます。
軍港としての面影が今も色濃く残り、「艦これ」の聖地巡礼には外せないスポットのひとつです。
公共交通機関でのアクセス方法
横須賀は東京からのアクセスがとても良いのが特徴です。
JR横須賀線を使えば、東京駅から直通で約1時間半で到着します。
もしくは京急線を利用して品川から「京急汐入駅」まで向かうのも便利で、所要時間は約1時間。
最寄り駅は「JR横須賀駅」または「京急汐入駅」ですが、目的地によっては「横須賀中央駅」も使いやすいです。
軍港めぐりクルーズや三笠公園、ヴェルニー公園などの観光地は徒歩圏内に点在しており、アクセスの良さは聖地巡礼初心者にもぴったりです。
周辺のおすすめ観光スポット
横須賀の注目スポットといえば、「三笠公園」にある戦艦三笠の実物展示。
戦艦三笠は日露戦争で活躍した東郷平八郎が乗艦していた敷島型戦艦の4番艦で、艦これでは未実装(アズレンは実装済)です。
その他にも、ヴェルニー公園では実際の自衛艦を間近で見ることができ、海軍カレーを楽しめる「横須賀海軍カレー本舗」もファンにはたまらない名所です。
クルーズ船でのYOKOSUKA軍港めぐりも人気で、現役の護衛艦を見ることができる貴重な体験ができます。
艦これファンに人気のホテル
横須賀での宿泊は「メルキュールホテル横須賀」や「ホテルニューヨコスカ」が提督に人気です。
どちらも駅から近く、観光スポットへのアクセスも抜群。
特にホテルニューヨコスカは、海外提督のリピーターも多く、ミリタリー色が漂う装飾が好評です。
もっとカジュアルに泊まりたい人には「ホテルハーバー横須賀」など、リーズナブルなビジネスホテルも選択肢に入ります。
横須賀を訪れる前にチェックしたい豆知識
横須賀では毎年、「よこすかカレーフェスティバル」や「艦これコラボイベント」などが行われることがあります。
公式イベント情報は「横須賀市観光情報サイト」や「艦これ」運営のSNSで随時チェックしましょう。
また、港周辺は軍関係の施設も多いため、写真撮影には注意が必要です。
事前にマナーを確認してから巡礼すると、気持ちよく旅を楽しむことができます。
舞鶴鎮守府跡地(京都府):歴史と自然が調和する北の要塞
舞鶴鎮守府の成り立ちと艦これ実装艦娘
舞鶴鎮守府は、1901年に設置された日本海側の重要な海軍拠点です。
艦これの中では「舞鶴サーバー」として親しまれ、「加賀」「比叡」「鳥海」などの艦娘に縁の深い地域として知られています。
舞鶴は戦後も自衛隊基地として利用されており、旧海軍の赤れんが倉庫やドック跡などがそのまま残っている場所もあります。
特に赤れんが博物館や引揚記念館は、戦争や艦艇の歴史を知る貴重な資料が多く、艦これファンだけでなく歴史好きにも人気のスポットとなっています。
最寄り駅からのアクセスルート
舞鶴へのアクセスは少しコツがいります。
京都駅から「JR山陰本線」で「綾部駅」へ向かい、そこから「JR舞鶴線」に乗り換えて「東舞鶴駅」へ行くルートが主流です。
所要時間は約2時間30分〜3時間程度。
また、大阪方面からは「福知山経由」でのルートもあります。
東舞鶴駅からは赤れんがパークまで徒歩で約15分。
観光地が駅から徒歩圏に集中しているため、移動は比較的スムーズです。
舞鶴で見逃せない軍港スポット
舞鶴には「舞鶴赤れんがパーク」や「北吸桟橋」、そして「海軍記念館」など、艦これファンに嬉しい見どころが満載です。
北吸桟橋では、日によって海上自衛隊の艦艇を見学できることもあり、提督たちにはたまらない体験です。
赤れんがパークでは艦艇模型の展示や、艦これ関連グッズが販売されるイベントも過去に行われていました。
写真映えする景観も多く、SNS映えを狙う提督にもぴったりな巡礼地です。
コスパ良好なホテル・旅館紹介
舞鶴で泊まるなら、「ホテルアルスタイン」や「ホテルアマービレ」がおすすめ。
どちらも東舞鶴駅から近く、価格帯も1泊5,000〜8,000円とリーズナブル。
赤れんがパークからも徒歩圏なので、夜にライトアップされた風景を見に行くのも良いでしょう。
少しリッチな旅にしたい方は「セントラーレ・ホテル京丹後」など温泉付きの宿も候補に入れてみてください。
舞鶴をもっと楽しむための寄り道情報
舞鶴を訪れたら、近隣の「天橋立」や「伊根の舟屋」などの観光名所にもぜひ足を運んでみてください。
特に伊根では、海にせり出した舟屋と自然の景観が美しく、非日常感を味わえます。
また、舞鶴湾で採れた新鮮な魚を味わえる地元の食堂も要チェック。
地元名物の「舞鶴カレー」や「鯖寿司」は一度は食べたい逸品です。
艦これ巡礼と一緒にグルメ旅も満喫できますよ。
呉鎮守府跡地(広島県):戦艦「大和」のふるさと
呉鎮守府の役割と艦これでの注目艦
呉鎮守府は、広島県呉市に設置された旧日本海軍の一大拠点で、特に戦艦「大和」が建造された地として世界的にも有名です。
艦これでは「呉鎮守府サーバー」として多くの提督に親しまれ、戦艦大和をはじめ、「矢矧」「秋月」「雪風」など、名高い艦娘たちと関連の深い場所です。
軍港都市としての歴史は非常に濃く、市内にはその痕跡が色濃く残っています。
まさに「艦これの原風景」と言えるような街並みが今も息づいており、聖地巡礼には外せない場所です。
広島から呉までの移動方法と所要時間
広島市から呉まではJR呉線が便利です。
広島駅から呉駅までの直通電車が多く、所要時間は約40〜50分程度。
海沿いを走る車窓風景も美しく、旅の始まりにぴったりのルートです。
また、広島バスセンターから高速バスで約1時間程度でアクセス可能なため、広島観光とセットで巡礼するのもおすすめです。
呉駅から各スポットまでは徒歩またはレンタサイクル、路線バスなどが活用できます。
呉市内のミュージアム&軍港巡り
呉の聖地といえば「大和ミュージアム(呉市海事歴史科学館)」が筆頭です。
ここでは戦艦大和の1/10スケール模型が展示されており、その迫力は圧巻。
館内には艦これファン向けの企画展が開催されることもあります。
隣接する「てつのくじら館(海上自衛隊呉資料館)」では、実際の潜水艦に乗艦体験が可能。
また、港をめぐる「呉艦船めぐりクルーズ」も見逃せません。
これらの施設は徒歩圏内に集まっているため、1日で充実した聖地巡礼ができます。
艦これプレイヤーが泊まる人気ホテル
呉で宿泊するなら「呉阪急ホテル」や「コンフォートホテル呉」が人気です。
どちらも呉駅から徒歩すぐで、大和ミュージアムまでのアクセスも良好。
コンフォートホテル呉はリーズナブルで、無料朝食付きなのが嬉しいポイントです。
より艦これの世界にどっぷり浸かりたい方には、ミュージアムや港に近い「グリーンピアせとうち」など、景観重視の宿もおすすめです。
一日で回れる呉満喫プラン
呉での聖地巡礼は、午前中に「大和ミュージアム」と「てつのくじら館」をじっくり見学し、午後には「艦船めぐりクルーズ」へ参加するのが鉄板ルートです。
その後は港の周辺を散策して、夕方には呉冷麺や海軍カレーでお腹を満たすと満足度も倍増。
時間があれば「入船山記念館」や「旧呉鎮守府庁舎跡」など、艦これにゆかりのある歴史スポットも巡ってみてください。
佐世保鎮守府跡地(長崎県):艦娘と歩く西の軍港都市
西の守り・佐世保鎮守府の歴史
長崎県佐世保市にある佐世保鎮守府は、明治時代から西日本の防衛拠点として設置されました。
艦これでは「佐世保鎮守府サーバー」としてもおなじみで、「島風」「時雨」「白露」などの人気艦娘との関係が深い場所です。
佐世保は戦後も海上自衛隊の基地として栄え、現在でも港には艦艇が停泊していることが多く、軍港都市の雰囲気を今も体感できる数少ない場所のひとつです。
長崎からのアクセスとバス情報
佐世保へのアクセスは、JR長崎駅から大村線経由で「佐世保駅」まで約2時間〜2時間半。
もっとスムーズに行きたいなら、長崎空港からリムジンバスを使って約90分でアクセス可能です。
また、福岡空港からの高速バス「させぼ号」もあり、博多バスターミナルから佐世保駅前まで約2時間半。
駅から港までは徒歩圏内なので、到着後すぐに巡礼をスタートできます。
軍港クルーズや艦艇見学の魅力
佐世保では「SASEBO軍港クルーズ」が大人気。
佐世保市のふるさと納税にはSASEBO軍港クルーズ(大人2名:予約制)が返礼品として用意されています。
海上自衛隊やアメリカ海軍の艦艇を間近に見ることができ、タイミングが合えば護衛艦の出航や入港にも立ち会えます。
さらに、「セイルタワー(海上自衛隊佐世保史料館)」では、旧日本海軍から現在の自衛隊までの歴史が学べ、模型や艦内設備の展示も豊富。
艦これの背景をより深く知ることができる貴重な場所です。
ファンに嬉しい佐世保の宿泊スポット
佐世保のホテルは「ホテルリソル佐世保」や「クインテッサホテル佐世保」などが好評。
駅から徒歩5分圏内で、軍港クルーズ乗り場や史料館へもアクセスしやすい立地です。
また、「ホテル ウイング・ポート長崎」などはリーズナブルで、ひとり旅の提督にも人気です。
港近くにはビジネスホテルが密集しているので、急な旅でも宿泊先には困りません。
ご当地グルメと艦これのコラボ情報
佐世保といえば「佐世保バーガー」が有名ですが、艦これコラボイベントが行われる際には、提督専用メニューや限定グッズの配布もあります。
過去には「艦これ佐世保鎮守府巡り」イベントとして、スタンプラリーや艦娘パネル設置などが実施され、大勢のファンで賑わいました。
地元の商店街や港周辺の飲食店には艦これファンへのおもてなしがあふれており、街全体で楽しめる聖地巡礼が実現できます。
大湊警備府跡地(青森県):最果ての海軍拠点を訪ねて
大湊警備府とは?艦これにおける位置付け
大湊警備府は青森県むつ市に設置された北方警備の要所で、主に津軽海峡やオホーツク海方面の防衛を担っていました。
艦これでは「大湊警備府サーバー」として登場し、「北上」「大井」「阿武隈」など、軽巡や雷巡を中心とした艦娘たちとの関わりが深いです。
日本本土の中でも最北に位置する軍事拠点であり、訪れるには少し骨が折れますが、それだけに達成感のある“ガチ聖地”として知られています。
訪れた提督の間では「旅そのものが聖地巡礼」と言われるほど、濃密な空気と歴史が漂う場所です。
青森・八戸からのアクセス手段まとめ
大湊へのアクセスは、まず青森市や八戸市まで新幹線や飛行機で向かい、そこから在来線で移動する必要があります。
青森駅または新青森駅から「JR大湊線」に乗り、「下北駅」で下車。
そこから「大湊駅」までは約10分のローカル線で、終点の大湊駅が最寄です。
東京からは、東北新幹線で「八戸駅」まで行き、JR大湊線に乗り換えるのが比較的スムーズなルート。
途中の景色は美しく、自然豊かな下北半島を楽しめるのも魅力です。
大湊で立ち寄りたい歴史スポット
大湊には、旧海軍ゆかりの施設が多く現存しています。
なかでも「北洋館(海上自衛隊資料館)」は必見のスポットで、旧大湊警備府に関する展示や、艦艇模型、北方領土関連の資料などが並びます。
また、「大湊湾」では海上自衛隊の艦艇が実際に停泊しており、その姿を間近に見ることができます。
さらに、地域のランドマークでもある「釜臥山(かまふせやま)」からの夜景は、”日本三大夜景”の一つにも数えられ、聖地巡礼ついでに絶景も堪能できるのが大湊ならではの魅力です。
大湊周辺で泊まれるホテル情報
大湊やむつ市周辺での宿泊には「ホテルユニサイトむつ」や「むつグランドホテル」などが代表的です。
特に「ホテルユニサイトむつ」は駅からのアクセスが良く、ビジネスホテルとしても快適な設備が整っており、艦これファンにも好評です。
また、地元食材を使った料理が楽しめる温泉付きの宿も多く、少し足を延ばせば「下風呂温泉郷」など、温泉地でゆったりすることもできます。
聖地巡礼だけでなく、北国の自然と温泉を楽しめる貴重なエリアです。
限定グッズが買える?大湊聖地の裏話
大湊は、公式艦これイベントの開催地になることは多くありませんが、その分、地元の取り組みとして提督向けのスタンプラリーや限定グッズの販売が行われることもあります。
過去にはむつ市観光協会が艦これファン向けの「聖地MAP」を配布していたこともあり、訪問時には地元の観光案内所や駅前の売店をチェックしてみましょう。
また、大湊海自カレーを提供する店もあり、地元グルメと艦これの世界観をダブルで味わえるという密かな楽しみもあるのです。
艦これ聖地巡礼マップ記事まとめ
五大鎮守府跡地は、艦これファンにとって単なる観光地ではなく「艦娘たちの記憶が宿る場所」です。
それぞれに特色があり、アクセスのしやすさや雰囲気もまったく異なります。
横須賀は首都圏から日帰り可能な王道の聖地。舞鶴は日本海の雄として赤れんがと自然が融合する景観美が魅力。
呉は大和を中心とした壮大な歴史を体感でき、佐世保はアメリカと日本の軍港文化が交差するユニークな体験ができます。
そして大湊は、まさに“最果ての聖地”として、旅そのものを通じて艦これの世界観を肌で感じることができる場所です。
聖地巡礼はただ訪れるだけでなく、艦これの物語や艦娘の背景を知ることで、その価値が何倍にも膨らみます。
ぜひこの記事を参考に、あなたも提督として“本物の”聖地を訪れてみてください。