『わたし、二番目の彼女でいいから。』は、西条陽先生によるライトノベル作品。
イラストはRe岳先生が担当し、KADOKAWAの電撃文庫から2021年9月10日に第1巻が刊行されました。
ジャンルとしてはラブコメに分類されますが、公式で「危険な三角関係」と紹介されている通り、一般的な青春ラブコメよりも、嫉妬や独占欲といった複雑な感情に焦点を当てた作品です。
わたし、二番目の彼女でいいから。のあらすじ
主人公・桐島司郎には「一番好きな人」がいます。
一方でヒロイン・早坂あかねにも、別に想いを寄せる相手がいます。
そんな二人が結んだのは、
「お互いに“二番目の恋人”として付き合う」
という少し特殊な関係。
「もし一番好きな人と両想いになれたら、この関係は終わり」
――そんな前提で始まったはずの関係ですが、時間が経つにつれて感情は揺れ動き、単純な割り切りでは済まなくなっていきます。
さらに桐島司郎の“本命”である橘ひかりも加わり、関係性はより複雑に展開していきます。
わたし、二番目の彼女でいいから。の世界観と作品の魅力
この作品の特徴は、「好き」という気持ちが単純な幸せだけでは終わらない点にあります。
公式あらすじでも描かれている通り、桐島と早坂は“二番目同士”として付き合いながらも、関係は次第に深まり、お互いを簡単には手放せなくなっていきます。
もともとは「本命と両想いになれたら終わり」という前提の関係だったはずなのに、その線引きが徐々に曖昧になっていく――。
この“割り切れなさ”が、本作の大きなポイントです。
また「一番ではない相手との距離感」や「周囲には言えない関係性」といった要素も重なり、物語にはどこか危うい緊張感が生まれています。
甘さだけでなく、背徳感やこじれた恋愛模様を楽しみたい人にとって、印象に残りやすい作品といえるでしょう。
わたし、二番目の彼女でいいから。の主な登場人物
- 桐島司郎:本命が別にいながら、早坂と“二番目の恋人関係”を結ぶ主人公
- 早坂あかね(CV:高橋李依):司郎と同じく本命を別に持ちながら、関係を受け入れるヒロイン
- 橘ひかり(CV:上田麗奈):司郎が「一番好きな人」として想いを寄せる存在
物語が進むと、第5巻から大学生編が開幕。
京都の大学に進学した桐島の前に遠野あきら、宮前しおりが現れ、人間関係はさらに広がっていく。
わたし、二番目の彼女でいいから。のコミカライズ展開
漫画版はにの子先生が作画を担当し「電撃コミック レグルス」にて2022年9月23日から連載されています。
キャラクター同士の距離感や空気感が視覚的に伝わるため、作品の雰囲気をつかみたい人にもおすすめです。
わたし、二番目の彼女でいいから。のASMRシリーズもDLsiteで展開中
本作は音声作品としても展開されており、DLsiteにて公式ASMRが販売されています。
サークルは「電撃G’s magazine」、イラストは原作と同じRe岳先生が担当。
一部作品ではシナリオを西条陽が手がけています。
このシリーズは、単なるキャラクターボイスではなく「関係性の距離」を音で体験できる点に特徴があります。
小説では文章で描かれていた感情が、
- 声の近さ
- 間の取り方
- ささやき
といった要素によって、より具体的に感じられるようになります。
原作を読んだうえで聴くと、キャラクターへの理解が深まると感じる人も多いはずです。
【CV:高橋李依】わたし、二番目の彼女でいいから。ASMR 早坂あかねVer.【ヤンデレジェラシー/イタズラ掃除用具箱/耳元文学/添い寝】

CV:高橋李依
(2024年3月発売)
シリーズ第1弾となる作品。
原作初期の関係性をベースに、早坂あかねとの“二番目の恋人”としての距離感を音声で体験できる内容です。
収録トラックには「ヤンデレジェラシー」「イタズラ掃除用具箱」「耳元文学」「添い寝」などが含まれており、嫉妬や独占欲といった感情が近い距離で表現されています。
ささやきや吐息を活かした演出が中心で、作品のテーマである“割り切れない関係”を感じやすい構成になっています。
シリーズの導入として、まず検討しやすい一作です。
【CV:上田麗奈】わたし、二番目の彼女でいいから。ASMR 橘ひかりVer.【ドキドキ選手権/イタズラ掃除用具箱/耳元ミステリー/橘犬】

CV:上田麗奈
(2025年3月発売)
シリーズ第2弾となる作品。
第1弾の裏側にあたる構成で、橘ひかりの視点から関係性を描いた内容になっています。
トラックには「ドキドキ選手権」「イタズラ掃除用具箱」「耳元ミステリー」「橘犬」などが含まれ、“一番の存在”をめぐる距離感や心理の変化が特徴です。
落ち着いたトーンの中で徐々に距離が縮まっていく演出が中心で、早坂編とは異なる雰囲気が楽しめます。
第1弾とあわせて聴くことで、関係性をより立体的に理解できます。
【CV:夏吉ゆうこ】わたし、二番目の彼女でいいから。ASMR 宮前しおりVer.【麻雀ASMR/耳元めんたいこ/ふうふう耳かき/友だち添い寝】

CV:夏吉ゆうこ
(2026年4月発売)
シリーズ第3弾となる作品。
大学編をベースに、宮前しおりとの日常的な距離感を描いた内容です。
収録トラックには「麻雀ASMR」「耳元めんたいこ」「ふうふう耳かき」「友だち添い寝」などがあり、これまでのシリーズとは少し異なる落ち着いた雰囲気が特徴です。
会話や空気感を重視した演出が中心で、関係性の変化や距離の曖昧さを感じられる構成になっています。
シリーズの中でも雰囲気の違いを楽しみたい人に向いています。
【CV:高野麻里佳】わたし、二番目の彼女でいいから。ASMR 遠野あきらVer.【ぎゅうぎゅうストレッチ/嵐電ASMR/たましゃも耳かき/好き好き添い寝】

CV:高野麻里佳
(2026年5月上旬発売予定/予告公開済)
シリーズ第4弾として予告されている作品。
大学編以降の関係性を背景に、遠野あきらとの距離感を音声で体験できる内容になる予定です。
「ぎゅうぎゅうストレッチ」「嵐電ASMR」「たましゃも耳かき」「好き好き添い寝」といった日常寄りのシチュエーションが含まれており、これまでのシリーズと同様に“近い距離感”を重視した構成が想定されます。
特に嵐電(らんでん)を題材にしたトラックなど、環境音を活かした演出も含まれており、従来作とは少し違った雰囲気が楽しめる可能性があります。
キャラクターとの関係性を音声で体験したい人に向いている一作です。
わたし、二番目の彼女でいいから。のまとめ
『わたし、二番目の彼女でいいから。』は、“二番目の恋”というテーマを軸に、複雑な感情を描いたラブストーリーです。
小説・コミックに加えて、ASMRという形でも展開されているため、それぞれ異なるアプローチで作品を楽しめます。
原作に興味を持った人や、キャラクターの距離感をより深く味わいたい人は、ASMRシリーズもあわせてチェックしてみると、新しい楽しみ方が見えてくるかもしれません。

